こんにちは。
前編を執筆してから結構間が開いて申し訳ありません。
この記事では「今でも話題のボードゲーム『Ark Nova』の動物園マップの強さを研究しよう」というものの中編になります。
今回ではざっくりと頂いた意見から強さを軽く話したいと思います。
ただ、問題がありまして……。
『Ark Nova』の動物園マップの強さを語る!
まず最初に以下のことを説明する必要があります。
ボードゲームに限らずカードゲームやコンピュータゲームでも同様ですが、
「強さは研究、環境によって前後する」
ということがまず大前提として挙げられます。
なんとなく理解できる人はゲーマーですね。
よく「メタ」「メタゲーム」と表現されます。
まずはこの説明を行い、どういう環境下でどのような「メタ」が発生していたのかを順を追っていこうと思います。
メタ、メタゲームとは
今回の説明では「メタ」と統一して話していきます。
まず「メタ」とは何かですが、これはざっくり「流行り」です。
極端な例ですが、じゃんけんに勝ちたいと思っているあなた。
参加者が「グー」を多く出す傾向にあります、あなたはどうしますか?
この場合、「グー」(普遍的な流行り)⇒「メタ」です。
これに対する「回答」が今回の場合「パー」になると思います。
このようにゲーム開始前に現在の状況(環境)はどうなっているかの情報戦を制すのはゲームにおける勝つための強いアプローチになります。
要するに「環境」に適応するのが非常に大事ということですね。
『Ark Nova』の環境、メタは?
ここで本題の『Ark Nova』の環境、メタのお話をしていきます。
投稿が遅れた理由もここにありまして、1,2週間もあれば環境、メタが変わります。
1か月前に最弱の烙印を押されていた動物園マップが実は強いと手のひらを返したりなど。
あれよあれよという間に評価が二転三転するのでまとめるのに難儀していました。
落ち着いた頃に執筆し始めたら、1強の動物園マップが実は現環境についてこれないのでは?と再検討がはいるなどまだまだ荒れに荒れています。
そんな『Ark Nova』の環境を紐解いていこうと思います。
『Ark Nova』の環境、メタを定義するもの
まずはどういう要素が大事なのかを解説します。
ゲームに勝利するためにルールの理解は必要不可欠です。
- ①いずれかのプレイヤーの「訴求点」と「保全点」が交わった時に手番プレイヤー以外が1手番ずつ行う
- ②最終得点カード、後援者カードから得られる保全点を加えた後「訴求点」と「保全点」の差がより大きい人の勝利(双方が交わっている場合に限る)
この2つがゲームの勝者を決める重要な要素です。
①の重要な点はゲーム中のラウンド数が決まっていないというところです。
ゲームの終了は一番早いプレイヤーに合わせられます。
つまり「1km走だと思って走っていたら実は400m走だった」なんてことになります。
自分のペースで走れるのはトップを走っている人です。
その人が「ここがゴールだよ」といったらそこがゴールになります。
もちろん、後半に一気に得点するプレイングも可能ですが、後半が来るとは限りません。
周りを見ながら力むところを考えながらプレイする必要があるのが面白くもあり大変な部分です。
次に②ですが、こちらはダメ押しの部分になります。
これだけで得点できる量は限られているので、トップのプレイヤーを無視まで注力するのは危険が伴います。
しかし軽視は出来ないのが悩ましい問題です。
同じような速度、点数でゲームを終えた場合ここで得る点数が大事になります。
自分の最終目標にアプローチしつつ的確な速度をもってゲームをたたむことが重要です。
『Ark Nova』の環境の変遷
それではどういった環境があったのかをお話しします。
当たり前ですが、現在『Ark Nova』はオンラインで遊ぶことはできません。
ですので当店で発生した環境、メタを前提としてお話しします。
この中編では初期環境の解説を行います。
初期環境
『Ark Nova』をやり始めて動物園マップを全員が理解したあたりの時期の評価です。
このタイミングで前編を書き、常連の『Ark Nova』プレイヤーに意見を聞きました。
各々の1位から8位までを教えていただき、それぞれの平均順位を出してみました。
- 1位 平均順位 1.0位 【Map3 シルバー湖】
- 2位 平均順位 2.5位 【Map7 アイスクリーム屋】
- 3位 平均順位 2.8位 【Map5 園内レストラン】
- 4位 平均順位 4.5位 【Map6 研究機関】
- 5位 平均順位 5.3位 【Map4 商業港】
- 6位 平均順位 5.5位 【Map1 展望塔】
- 7位 平均順位 6.6位 【Map8 ハリウッド・ヒルズ】
- 8位 平均順位 7.6位 【Map2 屋外区域】
参加いただいた人数はスタッフ含め6名です。
わかりやすく【Map3 シルバー湖】がTopTier、【Map2 屋外区域】【Map8 ハリウッドヒルズ】がLowTierであることがわかります。
2位と3位は好みによるところが大きいため誤差といったところ。
ではこのようになった理由を環境の側面から説明していこうと思います。
長すぎたので中編②へ…
ここまでお話しして、めちゃくちゃ長くなったので一度ここで切ります。
次回は「初期の環境がどうだったのか」をお話ししたうえでどのマップがつよかったのかをお話しします。
それではまた次回で。