みなさんはシャンパンを飲んだことがありますか？
お祝いの乾杯のドリンクとして様々なシーンで飲まれていますね。
飲んだことはあれど注視したことのある人、少ないのではないでしょうか？
ちなみに私もあまりよく観察したことは無く、言われて気づかされたことがありました。
それが、『シャンパングラスから出ている”泡”』です。
何でもないこの泡ですが、実は簡単で面白い仕組みで出ています
ただ「炭酸が入っているから泡が出ている！」というものではないそうです。
今回は豆知識として使える今回の現象を少しだけお話しします。
グラスの底から泡が出るところを見たことありますか？
みなさんは上の画像のようにグラスの底から泡が出ているのを見たことがありますか？
普通のグラスに注いでも、グラスの周りに泡が付着するだけです。
が、このグラスは泡が出続けています。
いったいどういうことでしょうか？
実は私もお客様に言われて初めて気が付き、調べました。
グラスの底から泡が出る？気づいたきっかけ
まずこの現象はシャンパングラス(フルートグラス)、もしくはそれと同じ特徴をもつグラスに炭酸飲料を注いだときに発生します。
(ビールの銘柄が刻印されている足の長いグラスでは確認できませんでした)
また氷は入れずに注ぐこと、泡が出ているかの確認が難しいためですね。
当店で利用しているグラスの中では上の方で載せているGIF画像のものです。
ただしですね、当店ではこのような利用はまずしていなくて…。
お客様に「氷無しで炭酸水」を求められたときにしかこのようなことになりません。
たまたま偶然にこのような注文があり、お客様に指摘されて気づいたという経緯です。
ちなみにそのお客様はこの現象の理由までご存じでした、博識ですね。
グラスの底から泡が出る理由
さまざまなサイトで解説されていますが、こちらでもさわりだけお話しします。
率直に理由を述べると「グラスの底に傷があり、炭酸を注ぐとそこから泡が発生する」というものです。
詳しい理屈に関しては学がない私では理解不能だったので以下のサイトを参考にするとわかるかもしれません(丸投げ)。
(https://www.wine-planetary.com/science-of-wine/science-of-champagne-bubble/)
傷の画像があればよかったんですけど、かなり細かいようで肉眼ではよくわかりませんでした。
また参考になるような画像もなかったのでお手元にシャンパングラスがあれば底を確認してみてください。
この現象は研究されている
泡が出る理由はさておき、この不思議な現象。
実はフランスの大学で研究されています。
フランスはシャンパンのメッカ。
フランスの「シャンパーニュ地方」で作られるスパークリングワインが「シャンパーニュ」。
よく聞く「シャンパン」「シャンペン」というは言葉はこの「シャンパーニュ」の呼び方から変わったようです。
日本では「シャンパン」「シャンペン」はスパークリングワインを指すことが多く、「シャンパーニュ」は上記地方を指すことが多いようです。
(一部地域？では「シャンパンはアルコール」「シャンペンはノンアルコール」という区別も存在する)
話を戻しましてグラスから泡が出ることはシャンパーニュ地方の大学で研究されています。
底の傷の大きさや数によって変わる泡の違い。
またワインの粘度によっても泡の違いがあるそうです。
そこまで研究されているこの泡ですが、どんないいことがあるのでしょうか。
見た目が美しい
クリスマスや誕生日などお祝いのシーンで飲まれることの多いドリンクがシャンパンです。
そのお祝いを華々しく彩ることに一役買ってくれます。
「シャンパンゴールド」と表現される色があるのをご存じですか？
シャンパンの色味からそう呼ばれる色で結婚指輪などで人気のある色です。
その色味をさらに綺麗に見せてくれる泡はシャンパンにおいて非常に重要なモノといえます。
香りと音が広がる
ただ単に美しいだけでは終わりません。
立ち上る泡が水面で割れるときにそのワインの香りが際立ちます。
フランスの大学の研究者によると泡の直径が3.4mm、秒間300個の泡が最適とされているようです。
また手に取るだけでシュワシュワと聞こえる心地いい音も最高ですね。
肉汁はじけるステーキの音がおいしそうに感じるように、シャンパンもまた同様に感じられます。
まとめ
ひょんなことからシャンパングラスの泡の秘密を調べましたが実は科学されていることに驚きました。
見た目も香りも楽しめる泡はシャンパンを飲む人をハッピーな気分にしてくれます。
今後シャンパンを見た時はこの記事を思い出してみてください。
ちょっとしたトリビアで驚きを共有できると思います。